桂二葉さんのプロフィール 結婚されてる?学歴・芸風を徹底解説!

落語・漫才

桂二葉さんは結婚されてる?学歴は?芸風は?

最近目覚ましい活躍をされている女流噺家の桂二葉さん。この記事では桂二葉さんのプロフィール・学歴・芸風などについて徹底解説いたします。

プロフィール

桂二葉さんのプロフィール

  • 本名 西井史
  • 1986年8月2日 大阪府生まれ
  • 私立京都橘大学文学部卒業
  • 2011年 桂米二に入門
  • 2021年 第7回上方落語若手噺家グランプリ準優勝
  • 2021年 NHK新人落語大賞 優勝

幼少期

子供の時の桂二葉さんは口数も少なく、とてもおとなしい性格だったそうです。二葉さん曰くもともとアホでしたが、自己表現が苦手で、周りの人達の目を常に気にして生きてきたそうです。同級生の男の子がふざけてアホな事をしているのを羨ましいと思っていたそうです。

子供の頃はあまり勉強もできなかったそうです。

高校は樟蔭東高等学校に進学。「個性と可能性を信じる心の教育を」という理念の元、のびのびと高校生活を謳歌。勉強する楽しさを知り、テストの点数もすこしずつ良くなったそうです。

樟蔭東高等学校の卒業生にはタレントの叶美香さん(叶姉妹)もいらっしゃいます。

落語との出会い

大学生の時、落語と出会い、本当の素の自分を出せる落語はまさしく天職だと思ったそうです。

きっかけは笑福亭鶴瓶師匠に出会えたこと。

大学3年生の時にテレビ番組「きらきらアフロ」をたまたま見て鶴瓶さんの熱狂的なファンになり、鶴瓶師匠が出演している寄席にに見に行ったそうです。そこで初めて落語に出会い、すっかり魅了されてしまったそうです。

桂二葉 結婚

落語なら本来のアホな自分を素直に出せる

芸風

男女の性別を超えた面白さ

アホや子供を演じると天下一品です!トレードマークはおかっぱ頭に甲高い声。 愛嬌があり、かわいい。

二様さんがすごいのは、アホやませた子供といった役を演じる時に全く無理がない事。二葉さん自身が他人を演じるのではなく自分に寄せる。だからアホを演じている時は本当のアホに見えてきます。

少しだけ声の高さを落とすだけで、女性の落語家さんにはなかなか表現しずらい落語の中の男性の登場人物も無理がなく演じています。登場人物の本質を描き、二葉さん自身と重ね合わせて役を表現している。だから演じている事に不自然がないのです。

子供を演じる時、ほんとうに子供がしゃべっているような気がしてくるのも桂二葉さんの魅力だと思います。

男性中心の落語の世界 女性落語家への差別と偏見と闘ってきた二葉さん

歌舞伎と同様に「男性が演じる」ことを前提に作られ、「男の芸事」として江戸中期から300年間に渡り発展・体系化されてきた古典落語の世界で、性別を超えた見事な芸でみるみるうちに頭角を現した桂二葉さん。

落語の歴史は長く、そのはじまりは江戸時代中期です。300年続き江戸時代からの伝統が色濃く残る落語の世界はいまだに男性中心。女性落語家というだけでいわれもない差別や偏見が存在しています。

二葉さんも例外ではありませんでした。

2011年に桂米二師匠に入門。所属する米朝事務所には「動楽亭」という落語興行の小屋がありました。現在は桂ざこば師匠が所有。2年前まで女性が高座に上がる事が禁じられていたそうです。

あと、寄席で演者の出番と出番の間に座布団をひっくり返す「高座返し」という前座さんの仕事があるのですが、「女は座布団ひっくり返す仕事しかできひんやろ」と言われ悔しい思いをしたそうです。

またことあるごとに「女には無理や」と言われ続けていたそうです。

いまに見ておれ!
女だからといってバカにしやがって!

この悔しい思いをバネに、女だから落語はできないなんて言われないように、それからずっと落語に精進してきた二葉さん。今や日本だけでなくニューヨークタイムズなどでも紹介されるなど海外からも注目を集める存在です。

NHK新人落語大賞で優勝!

NHK新人落語大賞とは50年の歴史を誇る若手落語家の登竜門的大会で、参加資格は東京(江戸)は二つ目まで、上方はそれに準ずる芸歴15年目までの若手に限ります。歴代優勝者は春風亭小朝春風亭昇太柳家喬太郎など現在の落語界のエース、レジェンドが名を連ねる凄い大会です。

二様さんは2021年のHHK新人落語大賞で優勝しました。しかも審査員全員が満点をつける快挙です。これはものすごい事です。桂文珍、柳家権太楼などそうそうたる審査員全から文句なしの最高の評価を得たのです。

2021年度の新人落語大賞で二葉さんは「天狗さし」という古典落語のネタで勝負にでました。

古典落語「天狗さし」のあらすじ

あるご隠居の元へ銭儲けの相談に来た男。

この男、10円札を9円で仕入れて11円で売ると儲かるなど、普通の人ではなかなか考え付かない奇想天外っていうかアホな事ばかり考えつく。

この日も男は「食べ物商売をしたい」とつかまえてきた天狗を料理してすき焼きにしててんすき屋をやりたいと言う。ご隠居は「天狗はどこから仕入れるのか」と聞くと「それをご隠居に相談に来たんだ」と言う。

この世に存在しない天狗の存在を信じて、それを本気に商売の材料にしてしまおうとするこの男。やはりアホである。

桂二葉さんはNHK新人落語大賞の決勝の舞台で、このアホな男をとぼけた味わいで見事に演じています。

新人落語大賞で優勝した事によって大阪の寄席「天満天神繁昌亭」でトリをとったり、東京の寄席「池袋演芸場」「新宿末広亭」に出演するなど、活躍の場を広げています。

気の強さ

桂二葉さんの魅力の強さに「気の強さ」があります。

新人落語大賞で優勝した前年にも二葉さんは新人落語大賞に出場し決勝まで残りました。この時は「佐々木裁き」とう古典落語のネタでしたが、審査員から酷評されました。

審査員の柳家権太楼師匠からはこのように言われました。

ネタ何個もってるの?
もっと増やさないとダメだよ

そんなん関係ないやん 
こっちはこのネタで勝負しとんねん

柳家権太楼師匠に厳しい指摘をされて、この言葉を思わず言いそうになったそうです。

この時の厳しい権太楼師匠の言葉を胸に刻んで一年間一生懸命稽古に励んだそうです。

桂二葉さんの魅力

人間っていうのはこんなに腰が据わっていい落語をやれるようになるんだとしみじみ思いました。

立派ないい落語家さんになれますから。努力してなってください。

よくここまで成長しました!頑張りましたね。凄く楽しかった。

翌年に、新人落語大賞で優勝した時の権太楼師匠のコメントです。この時の権太楼師匠は泣いていました。

新人落語大賞で優勝した二葉さんがコメントを求められ発せられたのが次の言葉です

桂二葉さんの魅力

ジジイども!
見たか!!

この力強い言葉。名言です。

女性が古典落語をやるのは難しい。女は落語にふれるな、高座返しだけやっとけ。女は新作だけやっとけ・・・・

そんな風に女性の噺家を偏見の目で見るのはたいがいジジイだったそうです。

そんなジジイどもに女でも落語は出来るよと強く訴えたかったのかもしれません。

更なる活躍!

このたび桂二葉さんが、人気番組「探偵!ナイトスクープ」の新探偵に就任する事になりました。落語だけではなく新たな活躍の場が増えてとても嬉しいです。


まとめ

桂二葉さんのプロフィールを書かせて頂きましたが、youtubeの動画で高座を繰り返し拝見させていただき大ファンになりました。二葉さんが演じるアホは可愛いし、絶品です。

二様さんの落語には「男」「女」など関係ない。そこにあるのはただ桂二葉という噺家が映し出すユニークな登場人物が織りなす痛快な物語です。

無理に役を演じていないしごく自然です。二葉さんの人間性がそのまま素直に落語に現れています。これも桂二葉さんの魅力ですね。

二葉さんは噺家としての素晴らしい素質があると思います。まだ若いし、これから稽古を重ねていけば更に素晴らしい噺家になれると思います。

まだ、桂二葉さんはご結婚されていないそうですが、今はもしかしたら「落語が恋人」なのかもしれません。

上方落語の重鎮、しいては日本を代表する落語家になれるように応援しています。

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