【脳や身体が良くなる?】落語を聴いて得られる驚くべき効能・効果を徹底解説

落語・漫才

落語を聴く効能 落語を聴くとこんなにいい事がある?

この記事では落語を聴く効能について書いていきたいと思います。

今はコロナ禍の真っただ中。

不要不急の外出自粛が求められ、友達や恋人に気軽に会って飲み会やデートを楽しむ事もままならない。休みの日でも人が密集する所に出かける事ができず、家の中に閉じこもってばかりいる方は多いと思います。。せいぜい家の近くを散歩するくらいです。

この不自由な自粛生活の中で、一番大切にしたい事は「笑う事」です。やっぱり人生は笑って過ごすのが一番です。笑いっていうのは人生にとって大切な事だと思います。

笑う事によってストレスが解消されるように感じられます。だからいつも意識して笑っていられるようにしています。

笑うためにはどうしたらよいか?

人間は代り映えのない退屈な時間をすごしているとストレスになり、笑顔がなくなる。それではつまらない。

人生を楽しく過ごすためには何とかして笑って過ごすように工夫しなければならない。

私は仕事が休みの日はもっぱら、お笑いの動画などをユーチューブで見るようにしています。どんなに辛い事があっても笑えば忘れられます。

お笑いの動画にはコントや漫才、いろいろありますが、私は落語を聴くことにはまっています。
このレポートでは笑う事でもたらされる効能と私がはまっている落語を聴くことでもたらされる効能について書いていきたいと思います。

笑いの効能 心と体を元気にする笑いの効果

笑う事のメリットを簡単にまとめてみました。

笑いはがんにも新型コロナウイルスにも効く?

がん患者に寄席を見せ、その前後に採血したところ、がん細胞を殺すナチュラルキラー細胞が寄席を見た後に活性化していたという実験結果があるそうです。

ナチュラルキラー細胞はがんなどの腫瘍細胞やウイルスに感染した細胞の拒絶に効果を発揮します。笑う事によってナチュラルキラー細胞は活性化させ免疫力の向上につながります。

笑いはがんにも効くように免疫力をアップさせるなんてすごいですね。

笑う事によって脳の前頭葉を刺激して脳をリセットしストレスを減少させる。

脳の前頭葉は物事を考えたり、計画を立てたり、意欲を持ったりするといった人間らしい高次元の精神活動を司る。

笑う事によってこの前頭葉の活動を活発にして、ストレスを生じる思考をシャットダウンしてくれる。その結果、ストレスが無くなったり、減ったように感じます。

心の安静や幸福感を得られる

笑う事でセロトニンやドーパミンの分泌を促進させる。これらの脳内物質は心の安静や幸福感や達成感を得るのに欠かせません。

うつ病の人はセロトニンやドーパミンなどの脳内物質が不足していると言われています。

うつ病の人にはなかなか難しいかもしれないが、出来るだけ笑うようにしたら、うつ病の症状が軽減できるかもしれない。

笑いは心肺機能を高める

笑う時は全身の筋肉を使う。特に使うのは横隔膜であるため、肺機能が高まります。心肺機能を高めることは、生活習慣病の予防になります。

また、笑っているときは手足を動かすので、車イスを使っている重度身障者のリハビリにもよいといわれています。

笑いは免疫機能を高める

笑うと脳内から「幸せホルモン」と呼ばれるセロトニンというホルモンが分泌されるそうです。

また、笑う事によって、エンドルフィンという脳内物質が分泌されて全身の免疫細胞を増加させる。その結果、体の免疫機能を高める事が出来ると言われています。

笑いは記憶力や判断力を高める

落語を聴く効能

笑う事によって脳へ刺激が加えられ、脳内の血管への血液の流入量が増える。その結果、海馬や側頭葉といった記憶や判断力を司る脳内の器官の活動が活発化するそうです。

その結果、笑うと脳に劇的な変化を与える。笑う事によって記憶力や判断力が高まるというのだ。病院内で寄席を開いて落語を聴いてもらった認知症の高齢者の脳内血流量を調べた結果、落語が面白いと笑った人は血流量が増えていた。

このように「笑う事」は認知症の予防にも効果があるのです。

落語を聴く効能 想像力を養える ワーキングメモリも鍛えられる?

私の趣味や関心を押し付けるわけではないが、お笑いの中でも私がお勧めするのは落語です。

なにがいいのかっていうと、それは聞く者の想像力を鍛える事が出来るからなんです。

落語っていうと、なんだか「年寄りの趣味」「古臭い」「話が長くて退屈」だと思っていないだろうか?また短い小話というのがある。いわゆるダジャレだが、これが落語だと思っていないでしょうか?

日曜日の夕方に日本テレビで「笑点」という番組が放送されていて、皆さんがよく知っている落語家さんたちが出演している。その中に「大喜利」というコーナーがある。

大喜利というのは、出題者が問題を出して、回答者が即興でとんちやひねりを利かして面白く答えるというのだが、日本人なら誰でも一度は見たことがあると思います。

もちろん、大喜利が落語ではない。もっと落語を聴こう

唐茄子屋政談 あらすじを分かりやすく解説
江戸時代の人たちの人情と心意気が存分に味わえる人情噺「唐茄子屋政談」のあらすじを分かりやすく解説します。

落語とは?先入観をなくしてまずは落語を聞いてみよう

落語とは、江戸時代に成立した日本の伝統話芸である。噺の最後に「オチ」がつくのが特徴である。滑稽で笑える「滑稽噺」が中心であるが、笑うのではなくじっくりと聞かせる「人情噺」「怪談噺」等もある。

江戸時代に江戸で発展し、現在、東京を中心に演じられている江戸落語と、同じく上方(京都・大阪)で発展し、現在、大阪を中心に演じられている上方落語があります。

落語を聞くには、寄席に行くのが一番いい。

落語を聴く効能

3年前の正月に生まれて初めて寄席に行ってみたが、とにかく面白くて1日楽しめた。落語の世界、いや江戸時代の世界へタイムスリップしたようでした。

やはり、生で聞くと迫力が違う。演者である落語家の息遣い、観客の拍手、歓声がすぐに何とも言えない心地よさである。
機会があれば、寄席に行ってみる事をお勧めしたい。

落語を聞くと想像力が鍛えられる?

落語とは、とにかく無駄な物をそぎ落とした話芸である。

コントや舞台などの他の演芸とは違い、演者の身振り手振りだけで噺を進めていく。あるのはせいぜい、扇子と手ぬぐいぐらい。極力、映像や舞台装置を使わず、落語家の技巧と聞き手の想像力でどんどん噺の世界が広がっていく。

落語家が「~ってえと」なんて言うとなんとなく江戸時代にタイムスリップしたように感じる。落語家が扇子を箸に見立ててそばをすする仕草をしたら、聞き手は実際に演者がそばを食べているわけではないのに、本当にそばを食べているような感覚になってきます。

落語家はあくまで、聞き手の想像力というスクリーンに噺という情報を必要最低限に映し出しているのに過ぎない。聞き手は自分の想像したものに笑ったり、共感したりします。

落語を聞くことはワーキングメモリの訓練になるかもしれない?

ワーキングメモリーとは何か一つの課題を行っている時に、情報を一時的に記憶しておくことです。

落語は一人の演者が様々な登場人物を演じ分ける。そこにいろいろな展開があるわけだが、ワーキングメモリが弱いと途中で噺の展開や内容を忘れてしまったり。よくわからなくなることがあります。

落語は楽しいもの。噺の流れを理解するには、噺を集中して聴くようになります。

落語を楽しむと、自然に噺の内容を集中して聴くようになります。そうすれば自然に内容が頭に入ってくる。集中して聴くことがワーキングメモリがうまく働かない事への訓練になるというのが、私の持論です。

これは何も落語を聴くためだけではありません。 ビジネスでも、私生活、特に夫婦、家族、恋人同士、友達同士においての人間関係を円滑にする上でも応用できるのではないかと思います。

落語は楽しいので一回聞き始めると集中して聴くようになる。そうなると落語の世界の情景を掴もうとするイメージ力も自然についてくる。

楽しみながら落語を聴くという習慣を身に着けると自然に「リスニング力」っていうのか、聞いただけで噺の展開や内容を理解しようとする力が自然に身についてくると思います。

落語に出てくる登場人物はいい加減な奴が多い それを聴いていると今の現実社会でこざかしい人間関係に悩んでいるのが馬鹿らしくなる

落語とは業の肯定である

落語に出てくる登場人物は実にいい加減な物が多い。

酒好きでどうしよう奴がいたり、道楽者で、持っている金を一晩で使い切ったりする金にだらしがない奴がいたりする。あとは、

与太郎」と言って、馬鹿で教養がなく、間抜けでそそっかしくいつもへまばっかりする。今で言ったら、おそらく発達障害のADHDではないでしょうか。

しかし、落語の世界では、そんなどうしようもな奴でも否定せず、生き生きと描いている。これを有名な落語家の立川談志は「業の肯定」と言っています。

落語の登場人物たちは、そんなどうしようもない人間に対して、決してぞんざいに扱わず、むしろ敬意すら持つこともある。また、適当にあしらっていたりする。これを聴いていると、現在のリアルな人間関係で、他の人からちょっと嫌な事を言われて嫌な思いをするのが馬鹿らしくなってきます。昔は実におおらかだった。

落語を聴く効能 落語は楽しみながら想像力を鍛えることができる

想像力を鍛えるのには別に落語でなくてもよいと思います。本を読むのでも良いし、本の朗読を聴くのもいいと思う。しかし、落語には「笑い」という要素を含んでいるため、楽しみながら気軽に想像力を鍛える事が出来ると思います。

想像力は大事である。

想像力が働かないと、会話するにも不自由となる。会話する際は、会話の相手に自分がこんな事をいうと相手がどんな反応を示すのかを瞬時に判断して発言したりするのだが、想像力が働かないと、相手がどんな反応するかという想像がつかないので、平気に相手が傷つく発言をしたりします。

こじつけかも知れないが、想像力を鍛えるのは大事だと思う。

落語は聴く人の想像力でどんどん世界が広がっていきます。想像力が鍛えられて、聴く人が興味を持ってくれるにはどのような話の組み立てをしたらよいかも勉強になります。落語を聴くとものすごい効能があります。これこそが落語を聴くことでもたらされる効能です。

落語って実に奥深いものです。

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